カンボジアには内戦時に埋められた地雷が未だ400万個~600万個残されています。
今もなお農地や民家、空き地や森から地雷が見つかっており、 地雷除去活動を続けていく必要があります。
IMCCDは、ポルポト軍最後の激戦地で特に地雷汚染が深刻な カンボジア・バッタンバン州カムリエン郡タサエン村を拠点に、 地雷除去活動を行っています。 
地雷に汚染されたこの地域は復興が遅れ、村人の生活は厳しく、貧困地域でもあります。
タサエン村で取り組んでいるのは「住民参加型地雷除去活動」です。
危険な地雷除去作業は、訓練を受けたプロが行うのが通常ですが、 私たちは村人を雇用して仕事を生み出し、日本人地雷処理専門家が地雷処理の技術を教え、 村人自らが村の地雷を除去することで被災者の減少や、貧困の解消、その他地域の復興に繋げることを目指しています。 
また、私たちは地雷除去にとどまらず、村に不足している井戸や学校の建設のほか、 日本語学校運営、車いすの寄贈、日本企業の誘致支援、キャッサバ芋を使った芋焼酎で地場産業の育成、 留学生支援など、自立の種を蒔く活動もしています。
 
地雷が除去された後、誰もが希望をもって生きていける村づくりを目指しています。
 
 
 

設立趣旨書


  
1 趣 旨

世界各地には、地雷や不発弾という戦争や紛争で残された負の遺産が、まだまだ沢山放置されたままになっています。これらは人道的にも、また地域の復興のためにも誰かが処理をしなければなりません。これらを自衛官奉職時に習得した地雷処理専門技術をもって、現地住民自らが参加して処理出来るよう現地において指導しながら、安全な生活環境、安全な田畑の整備、生産性の向上、自立可能な地域の復興を支援するとともに、国際的な視野に立ち相互の友好交流を促進し、もって平和構築の理念を内外に啓発する機運を高める種まきをするため、この法人の設立を決意した次第です。

 
2 申請に至るまでの経過

高山良二が自衛官を定年退官直後の2002年5月から約9年間、認定NPO法人日本地雷処理を支援する会の一員として、カンボジアにおいて不発弾・地雷処理及び地域復興支援活動に携わっておりましたが、2010年12月同会を退任しました。2011年1月16日松山市内において法人設立発起人会を開催しました。そこで参加者の総意に基づき、カンボジア及び日本において地域に密着した活動の必要性を確認しました。再び2月1日からカンボジアに赴き、同国バッタンバン州での住民参加型の地雷処理及び自立可能な地域復興並びに相互の友好交流の必要性を同国の関係者等に確認して帰国。3月19日設立総会において、参加者全員の総意により今般の法人の申請に至ったものです。

 
平成23年3月19日
   
 

 IMCCDとは


 
カンボジアには内戦時に埋められた地雷が未だ400万個~600万個残されています。
 
今もなお農地や民家、空き地や森から地雷が見つかっており、 地雷除去活動を続けていく必要があります。
IMCCDは、ポルポト軍最後の激戦地で特に地雷汚染が深刻な カンボジア・バッタンバン州カムリエン郡タサエン村を拠点に、 地雷除去活動を行っています。 
地雷に汚染されたこの地域は復興が遅れ、村人の生活は厳しく、貧困地域でもあります。
タサエン村で取り組んでいるのは「住民参加型地雷除去活動」です。
危険な地雷除去作業は、訓練を受けたプロが行うのが通常ですが、 私たちは村人を雇用して仕事を生み出し、日本人地雷処理専門家が地雷処理の技術を教え、 村人自らが村の地雷を除去することで被災者の減少や、貧困の解消、その他地域の復興に繋げることを目指しています。 
また、私たちは地雷除去にとどまらず、村に不足している井戸や学校の建設のほか、 日本語学校運営、車いすの寄贈、日本企業の誘致支援、キャッサバ芋を使った芋焼酎で地場産業の育成、 留学生支援など、自立の種を蒔く活動もしています。
 
地雷が除去された後、誰もが希望をもって生きていける村づくりを目指しています。
 
 
 

設立趣旨書


  
1 趣 旨

世界各地には、地雷や不発弾という戦争や紛争で残された負の遺産が、まだまだ沢山放置されたままになっています。これらは人道的にも、また地域の復興のためにも誰かが処理をしなければなりません。これらを自衛官奉職時に習得した地雷処理専門技術をもって、現地住民自らが参加して処理出来るよう現地において指導しながら、安全な生活環境、安全な田畑の整備、生産性の向上、自立可能な地域の復興を支援するとともに、国際的な視野に立ち相互の友好交流を促進し、もって平和構築の理念を内外に啓発する機運を高める種まきをするため、この法人の設立を決意した次第です。

 
2 申請に至るまでの経過

高山良二が自衛官を定年退官直後の2002年5月から約9年間、認定NPO法人日本地雷処理を支援する会の一員として、カンボジアにおいて不発弾・地雷処理及び地域復興支援活動に携わっておりましたが、2010年12月同会を退任しました。2011年1月16日松山市内において法人設立発起人会を開催しました。そこで参加者の総意に基づき、カンボジア及び日本において地域に密着した活動の必要性を確認しました。再び2月1日からカンボジアに赴き、同国バッタンバン州での住民参加型の地雷処理及び自立可能な地域復興並びに相互の友好交流の必要性を同国の関係者等に確認して帰国。3月19日設立総会において、参加者全員の総意により今般の法人の申請に至ったものです。

 
平成23年3月19日